私は10年以上、風俗店の運営と採用の側に関わってきました。顔も本名も店名も出せませんが、それくらいリアルな話をする、ということでもあります。求人メディアや店側は「面接を通過させて採用したい側」なので、不利な本音は書けない。だからこの記事では、働く側が損をしないために本音を話します。面接に不安があるなら、準備すれば怖くなくなります。
この記事で分かること
- 面接でよく聞かれること(と答え方)
- 採用側が本当に見ているポイント
- 面接で分かる「危ない店」のサイン
- 持っていくべき必要書類
まず、「面接」ってどんな場所か
カフェ・事務所・店舗の個室などで、採用担当や店長と1対1か2対1。15〜30分程度。一般企業ほど格式張らず、「お互いが合うか確かめる場」です。ただ「合う」基準が店と自分でズレると後で苦労するので、あなたも確認する側として臨んでほしい。
面接でよく聞かれること
志望動機・希望業種:「なぜうち?」「どんな仕事を考えてる?」。「まだ分からないから話を聞きに来た」でOK。その場で「なんでもいいです」と流さないこと(後述しますが、そこで誘導が入る店もある)。
出勤できる日数・時間帯:週に何日、昼か夜か、掛け持ちはあるか。正直に答えていい。本業があるなら「平日の夜だけ」で問題ありません。嘘をつくと後で自分が困ります。
前のお店をなぜ辞めたか(退店理由・業界経験):経験者なら必ず聞かれます。意地悪で聞いているわけではなくて、採用する側は「その辞めた理由が、うちでも起こってしまうことなのか」「この子はどこで店を嫌になったのか」を知りたいんです。だから正直に話して大丈夫。むしろ正直に言ってくれたほうが、合うかどうかが見えてミスマッチが減ります。
傷やタトゥーの有無:リストカットの痕などの傷や、タトゥーがあるかは聞かれることがあります。ここで身構えなくていい。あっても落とされるわけではありません。ちゃんとした店は、事前にお客様へ「こういう子です」と伝えた上で案内してくれます。これは、あなたが当日に気まずい思いをしないための配慮でもある。だから隠さず言ったほうが、結局あなたが楽です。
どれくらい稼ぎたいか:希望の出勤日数と、稼ぎたい額が見合っているかを見ています。「週1で月50万」のように現実と離れていると、入ってから「思ったより稼げない」になりやすい。ここをすり合わせるための質問です。
年齢確認・身分証:18歳以上(高校生不可)の確認。法律上どこでも確認されます(必要な書類は後で詳しく書きます)。
顔出しの可否:プロフィール写真に顔を出すか。NGなら最初に言えば、後の交渉がしやすい。
面接で本当に見られているのは、態度です
採用する側に長く関わって思うのは、上手に答えようとして失敗する人が多いこと。気張って「なんでもやれます!」と言うより、「何が向いてるか分からなくて、まず話を聞きたい」と正直に言える人のほうが、私は信頼できました。
そして、特別なテクニックは要りません。見ていたのは、基本的なことです。
- ちゃんと人の目を見て話せるか
- 愛嬌があるか(笑顔や受け答えのやわらかさ)
- 相手が話している時に、スマホをいじったり他事をしていないか
地味でしょう?でも、面接でこれができない人は、接客でもお客さんに同じことをしてしまうのでは、と感じてしまうんです。逆に言えば、容姿が「業界のイメージ」から外れていても、この基本ができていて、不安をちゃんと言葉にできる人は、ちゃんと採用されます。「長く続けてくれそうか」「連絡がつく人か」を、店はそこから読んでいます。
面接の場で分かる「危ない店」のサイン
保証の条件を曖昧に流す:「○万円保証」の条件を具体的に聞いてみてください。「週○日以上」「1日○時間以上」など条件が必ずある。それを聞いて「大丈夫ですよ〜」とふんわり流す店は、後で「条件を満たしてないから保証は出ない」となりがち。ちゃんとした店は紙やLINEで明示してくれます。
預かり金・保証金を求めてくる:面接の段階で「衣装代」「登録料」などの名目でお金を要求する店。面接時点でお金を取る正当な理由はありません。断ってOKです。
その場で即体入を強く迫る:「今日このまま体験どう?」と持ち込もうとする店。「一度持ち帰って考えます」を嫌がる店は避けてください。
必要書類で本籍の確認を省く店:ここは知っておくと強いです。風俗で働くには、法律で本籍が確認できる書類が必要です。具体的にはパスポート、または「本籍地記載」の住民票(発行3ヶ月以内)。今の運転免許証やマイナンバーカードには本籍の記載がないので、それ「だけ」では足りません(店には本籍まで載せた従業者名簿を作る法律上の義務があるためです=未成年や国籍の確認のため。運営・採用の現場では、必ず本籍の分かる書類で確認する運用が基本です)。
ひとつ実用的な注意を。住民票は、取得するときに「本籍地の記載あり」を選ばないと、本籍が省略されたものが渡されることが多いんです。ここでつまずいて取り直しになる子が本当に多いので、気をつけて。住民票で行く場合は、年齢確認のために顔写真付きの身分証も一緒に持っていくと安心です。
そして大事な「見方」を。まっとうな店ほど、未成年をうっかり雇うリスクを徹底的に嫌うので、本人確認は厳しいです。つまり確認がしっかりしているのは「安心の裏返し」。逆に「免許証だけでOK」「マイナンバーだけでいい」と本籍確認を省く店は、法律で決まった確認をサボっている=管理がいい加減な店のサイン(届出を出していない可能性も)。
(持ち物や書類の細かい準備は、別記事「面接の持ち物・必要書類」にまとめます)
面接と体験入店は、絶対に分けて考えてほしい
面接は「話を聞く場」、体入は「一度働いてみる場」。間に必ず冷静に考える時間があっていい。終わったら一度外に出て、30分でいいので考えてください。「圧があったけど本当にここでいいか」「条件は希望と合っていたか」。その時間を作らせない店は、私なら選びません。
まとめ――面接は「選ばれる場」じゃなく「選ぶ場」でもある
「落とされたら」と気負いがちだけど、面接は双方向です。あなたも店を見ている。準備・確認・断っていいことを知っていれば、面接は怖くない。不安なまま流されることのほうが、よっぽど怖いです。
関連記事
よくある質問
Q. 風俗の面接に落ちることはある?
あります。ただ採用側が見ているのは容姿よりも、「続けてくれそうか」「一緒に働きやすいか」です。現場でスタッフが採用したいと感じるのは、①挨拶がきちんとできる ②清潔感がある ③出勤の約束を守れそう ④裏表がない ⑤困ったら相談してくれる——といった基本的なところ。特別なテクではありません。落ちても人格否定ではなく、その店と縁がなかっただけ、と捉えて大丈夫です。
Q. 面接の服装やメイクはどうすればいい?
派手にする必要はありません。清潔感のある普段着で十分です。メイクはナチュラルメイクがおすすめ。むしろ「ちゃんと人の目を見て話せるか」のほうが見られています。
Q. 面接で、こちらから必ず聞いておくべきことは?
①給料の内容(バックや控除の中身)②顔出しの可否 ③退店したいときの手続き——この3つは最低限。これに具体的に答えてくれるかどうかで、店の誠実さも分かります。
※本記事は情報提供・評論を目的としたもので、特定のお店への斡旋ではありません。リンクの一部に広告(アフィリエイト)を含む場合があります。